3章

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  ジュディス「ここまで来れば大丈夫ね。」 とノール港の方角を見ながら、ジュディスが言った。 ユーリ達は今、小船で進んでいた。 パティ「ところで、ユーリ達はなぜまた旅をしているのじゃ?」 とパティに聞かれて、ユーリ達はこれまでの経緯を簡単に説明をした。 パティ「うむむ……。獣使い……。うちも聞いたことあるぞ。」 ユーリ「ほっとく訳にもいかねえからな。」 カロル「それで今、ダングレストに向かっていたんだ。」 と言うと、パティはなにか決心したらしく、1人で頷いて、 パティ「よし。ならばまずはあそこに行かねばの。」 エステル「パティ?」 パティ「うちがトリム港までユーリ達を連れて行くのじゃ。けれどその前に行くところがあるのじゃ。」 レイゲツ「行くところ?」 パティ「のじゃ。」 ジュディス「いいじゃない。ちょっと寄り道したって。」 レイヴン「そうね。送って行ってもらえるんだから、パティちゃんの好きにすれば」 とジュディスとレイヴンが賛成した。 そして、パティの用事を済ませてからと言うことになり、小船を走らせた。  
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