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ジュディス「ここまで来れば大丈夫ね。」
とノール港の方角を見ながら、ジュディスが言った。
ユーリ達は今、小船で進んでいた。
パティ「ところで、ユーリ達はなぜまた旅をしているのじゃ?」
とパティに聞かれて、ユーリ達はこれまでの経緯を簡単に説明をした。
パティ「うむむ……。獣使い……。うちも聞いたことあるぞ。」
ユーリ「ほっとく訳にもいかねえからな。」
カロル「それで今、ダングレストに向かっていたんだ。」
と言うと、パティはなにか決心したらしく、1人で頷いて、
パティ「よし。ならばまずはあそこに行かねばの。」
エステル「パティ?」
パティ「うちがトリム港までユーリ達を連れて行くのじゃ。けれどその前に行くところがあるのじゃ。」
レイゲツ「行くところ?」
パティ「のじゃ。」
ジュディス「いいじゃない。ちょっと寄り道したって。」
レイヴン「そうね。送って行ってもらえるんだから、パティちゃんの好きにすれば」
とジュディスとレイヴンが賛成した。
そして、パティの用事を済ませてからと言うことになり、小船を走らせた。
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