第3話:乱入&お説教

4/4
前へ
/41ページ
次へ
「ところで、なのはさん。啓人は?」 「はっ、おります。ご案内致します。此方です。」 ↓ ↓ ↓ [六課・陸戦シミュレーター] 「お市様、お久しぶりでございます。」 土下座し、畏まる啓人。 「面を上げなさい、啓人。」 「はっ。」 「うふふ♪その…意志の籠もった眼差し…。本当に、長政様や家康に似ているね。もう、立派に[巨虎]へと成ったのね。」 「なんと、勿体なきお言葉。有り難き幸せです。」 「……。私に拳を見せなさい、啓人。」 「は、はぁ~。」 啓人は、お市に両の拳を見せた。 「ほら、やっぱり!また、怪我しているわ。無茶だけはダメって、あれほど言ったのに…。」 秘伝の傷薬を、啓人の拳に塗りながら[お説教]する。 「も、申し訳ございません。」 「本当、困った子だからね…。よし、終わったよ。それと!なるべく、敬語はなし、ね?昔みたいに、なのはさんと私に甘えても良いわ。」 「う、うん…。」 最早、逆らえない状況に陥った啓人だった。 《次回予告》 啓人は、だいぶ“機動六課”に馴染んできた。 有意義な日々を過ごしていたのだが…。 次回→『第4話:戦場』 お楽しみに!
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加