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「…マジかよ」
「あんたらのカバンどこだ?」
「あそこだよ」
善の指指した先にわ
善のカバンが
「二人とも動くなよ」
二人から照準をずらさぬ様
ゆっくりカバンに近づき
カバンを拾う一瞬の隙を
伸二が突く
「あんたも動くなよ」
伸二の日本刀の切っ先が
相手の首もとを捉えている
「あんたの武器わ日本刀か」
「武器!?どぉゆう意味だ?」
「判って無いのか?
バカな奴だな
大事な物を守るため
破壊するために
参加者にわそれぞれ
違う武器が配付されている」
(だから
俺と伸二のカバンの中身が
違ってたのか
……って俺の武器ライター!?)
「だからって
俺らを襲わなくて……「だ・か・ら」
伸二の言葉をさえぎり
相手わしゃべりだす
「ルール忘れたのか?
誰かの宝を破壊すると
ヒントがもらえんだ」
「だから何なんだよ!!」
「あんたホントバカだな
つまり誰かが
自分の宝を破壊するかも…
って話しなんだよ」
「成る程な
だから敵わ少ない方がいいと?」
「そうそう!
兄ちゃん賢いじゃん」
「どーも
カバン返してもらうぜ」
善わ相手に近づき
カバンを奪い取った
「ついでに銃も貰うわ」
「やると思うのか…?」
「断るなら殺す」
伸二が刀に力を込める
「…分かったよ」
「サンキューな
あんた名前わ?」
善が銃を受け取りながら
相手に聞く
「俺わ工藤だ」
「工藤さんか
銃と食料
有り難く貰っとくぜ」
善わ工藤に背を向け
歩きだした
「どこ行くんだよ善」
「宝探しだよ」
伸二も善の後を追うように
歩きだす
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