宝探し

3/4
前へ
/4ページ
次へ
「訳わかんねぇよ!」 ガンッ 善が蹴った石が転がり その先には 緑色のカバンがあった 「…何だこれ」 善は怖がりながらも ソロソロと近づき カバンを開けた 「あの糞虫が言ってた受信機ってこれか」 中には *受信機 *ライター *水 *少ない食料 が入っていた 「受信機以外意味あんのか!?」 一人でツッコムと 思った以上に 寂しいのだと善は学習した ガサガサ 「誰だ!」 「やぁ~善、お久しぶり」 「伸二!?」 「よっ、何してんの?」 腰に手を当てて バカな事を聞くこいつわ 榊 伸二 小学生時代からの友達だ 「お前と同じだよ!」 「あぁ~そっか」 ホントイライラするよ こいつは… 「ってゆーか…」 またバカが喋りだした 「ん? 何だよ」 「カバンの中見た?」 「見たよ。ろくなもん入ってねぇ」 「俺、日本刀入ってた」 「はぁ!??」 伸二から カバンを取りあげるようにとり 急いで中を確認する *日本刀 *受信機 *水 *少ない食料 「マジかよ!?」 「いいだろ~?」 「ホント殺すぞ」 (中身は殆ど同じだった 日本刀とライターが違うだけ… もしかして一人一人違うのか!?) 「なぁなぁ聞いてんの?」 「伸二!」 「なっ何?」 「ここに来るまで誰にも 会わなかったか?」 「会ってねぇけど」 「そうか」 (この辺に誰も居ないなら 逆に好都合だ 今のうちにヒントの一つでも 取っとくか) 「伸二、そろそろ動くぞ」 「どこ行くんだよ」 「かんがえて…「動くな」 善の頭にハンドガンが 突き付けられている
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加