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いつも通り向かい合って食べているのに会話が弾まない‥
俺が子供なだけ、かな
大した話しじゃないけど、それでも、このままにしておくのは嫌だ
三上さんは聞かなくても平気でも、俺が話しておかないと気が済まない
だから
「あの‥さっきの電話なんですけど‥」
『え?!』
「え?」
俺の声を聞いて顔をあげた三上さんは瞳を揺らして、一目見て分かる程、不安な表情をしていた
もしかして、気になって、た?
「聞いてくれて、良かったのに‥」
『っ‥‥そんな事‥‥束縛してるみたいで‥‥』
三上さんも、こうしてキチンとした付き合いをするのは初めてだと言っていた
だから、三上さんも分からなかったんだ
ちゃんと何でも話し合っていかなくちゃ
一緒に成長していくって決めたんだから‥
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