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『あ、のさ‥』
「嫌ですか?」
『ぇっ‥?』
話しを聞いていなかったから何を言っているのか‥
「温泉、好きじゃないですか?」
『うん?‥好き』
「じゃ、行きましょう!」
『‥どこ?』
「ここですよ!ここっ!」
~っ!
この距離でこっち向かれたら
唇が‥
目の前でよく動く唇を眺めていたら、無意識に指で触れようとしていた
「え‥?」
『君、僕を試してる、の?』
「何の、事‥です?」
今まで、止まる事なく動いていた唇が急にゆっくりになり‥‥止まった
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