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『やっぱり無意識なんだ』
でも、慌てた君の可愛い顔を見れたから満足かな
僕の方が動揺していたはずなのに、彼を見ていたら、この距離にも少し慣れて落ち着いていた
すごく近い距離で、瞳に僕を映しているのに、きっと僕を見ていない‥視線を揺らして困った顔をしている
そんなにイジメたい訳じゃないから
君には、いつものように真っ直ぐな瞳で僕を見つめていてほしい
『クスッ‥もぉ‥‥温泉、いつ行く?』
「えっ?!‥あっ‥いいんですか?!」
『うん、行きたい』
彼と二人で旅行なんて、楽しそう
自然と笑顔になっていた
それに釣られてか彼もようやく動き出した
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