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(結人side)
久しぶりに大海と帰りが一緒になり、誘われて飲みにきていた
大海のお気に入りの店で、オレの歓迎会をしてもらったところ
会社に入って初めて大海に会ったところ
オレが会った瞬間、意識を失ってしまったところ‥‥
正直、緊張してたし、酔っちゃったし‥ただ高級そうなところだな、ってしか覚えてなくて
「こんな個室もあったなんて知らなかった」
二人横に並んで夜景を見ながら飲める部屋があるなんて
「クスッ‥結はすぐ寝てしまったからね」
「でも、もう飲めるから!」
からかわれても仕方ないけど、もう二十歳になったし、飲んだって平気なんだ
すると大海が少し呆れた、というか、困った顔をした
「はぁ‥飲んでもいい年齢にはなったけど、飲めないんだから‥」
「でも、たまには‥」
たまには大海に付き合って飲みたいから
大海はオレが飲むと酔うから、一緒に飲みたくないのかな?
少し寂しくなってしまう
「また勝手に、よくない事考えてるのか?」
「ぇ、っと‥」
「俺は結と飲みたいと思ってるよ?ただ‥結の酔った姿を他人に見せたくないだけ」
「なっ、オレ変な事してます?!」
他人にも見せられないって‥
オレ、他人にまで迷惑かけてるとか?!
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