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『…ありがとう。なんだか照れるな…やっとしゃべってくれたのが綺麗だなんて』
と、クスリと笑った。
なんだかこちらの方が恥ずかしくなって俯いていると
『ねぇ、君の名前は?』
『……りょ…う。涼しいって書いて涼。』
あえて『高瀬 涼』とは言わなかった。
高瀬の家を捨ててきたのだから。
『ふぅん…涼ちゃんか。かわいい君には少しクールな名前だね(笑)』
その後、アケミは私の前にしゃがみこんで、どこからきたのか、なんできたのか、年はいくつなのか、兄弟はいるのかと質問責めだった。
取り調べのようじゃなく、ただ単に私に興味あると言う感じで聞くから、答えられることだけ言葉短めに答えた。
ただ下着姿のアケミに目のやり場に困っているとアケミが不意に聞いてきた。
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