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中野と一緒に、千沙姉の前を通過して行くことにしよう。
「おはよう、千沙姉」
「お、おはようございます」
「あら、中野君、おはよう」
むむっ…!
俺が綺麗に無視を喰らっておる…
「あ、ナオ、ちょっと待って」
俺が半泣きで校舎に入ろうとすると千沙姉に呼び止められた。
「こっちきて、ほら…制服にホコリ…。だらし無いなぁ、入学式なんだからしっかりしなよ」
「お…、ホントだ。サンキュー千沙姉、そして結婚してくれ」
「法律的に無理。つーか生理的に無理。つーか存在的に無理」
そう言って千沙姉はまた持ち場に戻りました。やっべぇさすがに今の泣きそう。
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