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4月
この日から俺は高校生になった
進学したのはもちろん鴉山高校だ
家が思ったより近いこともあり、周りからの反対もなくここへの進学を決める事が出来た
しかし、中学の野球部の仲間は誰一人として鴉山に来なかった
海崎学園やその他の強豪校へと行ってしまったのだ
まぁ1人でも何も問題はないが…
そんな事よりも早く野球部を見てみたい
―――――――――
入学式が終わり、俺はグラウンドへと足を運んでいた
グラウンドは高校にしては小さめで、もちろん野球部専用グラウンドなんてものもない
グラウンドではサッカー部、陸上部などが場所を譲り合いながら活躍しているようだ
グラウンドを見渡しながら歩いていると
野球部の部室に着いた
悠斗「ここだよな…？学校の地図にも書いてあったし」
もう一度手元の地図を見直す
うん、合ってる
部室の前に立ち、入ろうとした
その時
ドアが勝手に開き、練習着を着た人が目の前に現れた
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