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「本当!?ありがとう!!じゃあ、これからはお姉ちゃんって、呼ぶね。」
「はい。」
そんな微笑ましい光景を見ていると、チャイムが鳴った。
「あっ、授業始まるみたいだから、私教室に戻りますね。また、お昼休みに来ます。」
「わかった。また後でな。」
「また後でね。」
「また後で。」
「ちゃんと、授業聞くんですよ?桃ちゃん。」
「うん。分かってるよ。お姉ちゃん。また後でね。」
桃花はそういうと、教室から急いで出て行った。
「それにしても。麗華。お前本当に桃花のお姉さんみたいだったな。」
「そうですか?」
「俺もお姉さんみたいに見えたな。」
「俺も見えたよ。」
そんなことを言っていると、教室のドアが開く音がした。
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