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席に戻ると、麗華が怒っていた。政也は苦笑いを浮かべていた。
「直樹さん~、琢磨さんをいじめたら、いけないですよ。」
「そんなこと言ったって、琢磨が悪いんだよ~。」
「確かにそうですけど、加減しなきゃダメですよ。」
「分かったよ。次からは気を付ける。」
「それで良いんですよ。」
麗華は微笑んでいた。
そんなことをしていると、教室のドアが開き、教師が入ってきた。
それを見た麗華と政也は、自分の席に戻り、授業の道具を用意していた。
俺は琢磨を見た。俺と目があった琢磨は、苦笑いを浮かべていた。どうやら反省しているらしい。
俺もカバンを机の上に置き、授業道具の用意をした。
(確か、一時限目は国語だったな…。)
俺はそんなことを心の中で思いながら、授業道具を机の上に置いて、カバンを机の横に掛けた。
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