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俺の名前は、林原直樹(はやしばら なおき)。歳は17。高峯学園高校の二年生。身長は172㎝。顔は中の下。かっこよくはない。成績は中の上。クラスでは、真ん中より少し上。 髪の色は黒。長さは少し長め。性格は呑気だと言われる。 そんな俺は、今公園で雲を眺めている。ちなみに、今日は平日。普通に学校がある。時間は七時半を過ぎたところ。この時間帯だと、子供はいないし、散歩してる人も居ない。俺一人だけ。 「はぁ・・・。雲見てると落ち着くな・・・。」 俺は青空に浮かんでいる小さい一つの雲を見ている。いつ頃からか覚えてないけど、雲を見ているのが好きになっていた。何故かはわからないけど、雲を見ていると、心が安らぐ。周りからは、変な感じに思われている。 「あの雲、これからどこに行くのかな。」 俺は小さい雲が風に流されていくのを、静かに眺めていた。雲は風に流され、少し遠くにある山の向こうまで行ってしまった。
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