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「行っちゃったな・・・。さて、今何時だ?」 俺は近くの時計を見た。時刻は7時50分だった。この公園から高峯学園まで、10分かかる。授業の開始が8時10分。普通に間に合う時間だ。 俺はベンチから立ち上がり、公園を出て行った。 学園までの道のりはまっすぐだ。学園に近づくと、他にも登校している生徒が何人かいた。 俺は門をくぐり、校舎に向かっていった。 「直樹~!!」 すると、後ろの方から声がした。俺が振り返ると、一人の男子生徒が走ってきた。 「おう。政也。おはよう。」 「おはよう。」 こいつの名前は、山本政也(やまもと まさなり)。歳は俺と同じ17歳。身長は176㎝。俺より少し大きい。顔は上の中で、学園ではモテている。成績は中の下。よく俺に勉強のやり方を聞いてくる。髪は暗めの茶髪。長さは全体的に短い。性格は朗らかだ。 家が近いこともあり、小さいころから一緒で、小中と同じで高校も同じ所を受験した。
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