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「今日も雲見てたのか?」
「見てたぜ。毎日の日課だからな。」
「お前も物好きだよな。雲を見てるなんて。」
「そうか?雲は良いぜ。気の向くままに流れてるから。」
「お前らしいな。お前のそういうところ、嫌いじゃないな。」
琢磨は無邪気に笑った。ちなみに、政也は自分の席で荷物を整理してから、俺の席に来た。政也の席はクラスの真ん中の方にある。
「それにしても、温かいよな。太陽の光が気持ちいい。」
政也はそんなことを言うと、背伸びをした。
「確かに気持ちいいな。ポカポカして。」
俺と琢磨は外を見た。
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