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三人で雑談をしていると、教室のドアが開く音がした。ドアの方向を見ると、一人の女子生徒が居た。
彼女は俺たちの姿を確認すると、俺の席に向かって歩いてきた。
「おはようございます。直樹さん、政也さん、琢磨さん。」
彼女は優しく微笑みながら、俺たちにあいさつしてきた。
「よっ。おはよう。麗華。」
「おはよう。白川。」
「おはよ。白川。」
俺たちはそれぞれ彼女にあいさつした。彼女の名前は、白川麗華。(しらかわ れいか)
歳は17歳。身長は163㎝。俺達よりは小さい。顔は上の上。学園のアイドル的存在である。街などでも、アイドル事務所にスカウトされるらしいが、彼女は断っているらしい。髪は銀髪。長さは肩まである。性格はおしとやかで、おとなしい子である。
「直樹さんは、今日も雲を眺めていたんですか?」
「おう。いつものように眺めてたぜ。」
「毎日の日課らしいよ。毎朝学園に来る前に、眺めてからくるみたい。」
「変な日課だよな。相変わらず。」
「うっせ。」
俺は琢磨にちょっかいを出すと、琢磨も仕返ししてきた。そんな俺たちを見て、政也と麗華は楽しそうに笑っていた。
これが学園に来ると、いつも見られる風景である。
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