―第一話―

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慎太郎「当たり前っす。あやめさんの料理は日本一ですから!」 あやめ「やだ、慎太さん大げさですよ。」 私が愛すると決めた、 そして、慎太さんも愛すると誓ってくれたあの日から一ヶ月ほど。 二人の傷は大分癒えて、今ではこうして普通の食事ができるようになった。 龍馬「なんじゃ、今日は武市らはおらんのかい。」 あやめ「何でも、大久保さん達と色々話があるそうです。」 慎太郎「あれですかね?新しい政府の要職決めとか。」 龍馬「いやー、申し訳ないのぉ。もうちくっと体がましならえぇんじゃが…。」 あやめ「ダメですっ。今はまだ安静に、でしょ?」 龍馬「しししっ。あやめさんは厳しいのぅ。」 そう龍馬さんと笑いあっていたら、慎太さんが、なんだか少しすねたような顔をした。 あやめ「?慎太さん?どしたの?」 慎太郎「…なんか、龍馬さんの方があやめさんと仲が良いっす。」 慎太さんはそう言ってプイッと顔を背けてしまった。 あ~ぁ、まただ。 最近よく拗ねるんだよね。 あやめ「……もう、慎太さん、こっち向いて!」 慎太郎「ん?」
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