―第一話―

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…チュッ 龍馬「ややっ。」 慎太郎「!!?!」 私は短く、そっとキスをしてあげた。 もちろん、龍馬さんの前だから、ほっぺに。 あやめ「…私が愛してるのは、慎太さんだけだよっ。」 慎太郎「あ、あやめさんっ……」 あ、顔が真っ赤だ。 照れてるときの顔が一番かわいい。 龍馬「ははははっ!こりゃ中岡、してやられたわいっ!」 慎太郎「…」 今にも慎太さんの顔から火が出そうだ。 あやめ「ふふふ。さぁ、早く食べちゃってください!」 慎太郎「あ、あやめさんは?」 あやめ「私はまだ仕事あるし、あとで食べるよ。」 龍馬「それはイカンぜよ。食べるときには食べとかんと!」 あやめ「んー…。じゃあ、あとでおやつ食べましょっ!お饅頭!」 慎太郎「お饅頭!?やった!」 子供みたいに喜ぶ慎太さんは、とことんかわいい。 あやめ「じゃあ、あとで。」 慎太郎「はいっ!頑張って!」 笑顔で慎太さんに答えて、私は一度部屋に戻ることにした。
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