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『綺麗な庭園…』
思わず素直な感想がもれるヒカル。
『そうですね。
私もこの庭園は気に入っています。』
そう言うと、イメージが変わるぐらいの優しい微笑みを浮かべるヘレン女史。
それを見て先程まで感じていたヘレン女史に対しての緊張が和らぐ。
優しい人なの、かな?
隣接したカフェに入り、庭園を楽しめる席を探して座る。
各席では、飲み物やスイーツを頼んで会話を楽しんでいるグループが…
『ヒカル君、好きなのを頼みなさい。』
そう言われたが、カフェに入った事がなく何を頼んでいいかが分からないヒカル。
『メニュー、分からないので甘酸っぱい飲み物って有りますか?』
彼方で好きだったハイビスカスティー、同じ様なのがあると嬉しいな。
「私と同じのにしなさい。」と、どこか嬉しそうな声で言う。
店員?というか、メイドさん??を呼んでいつものを2つ、あとクッキーもと注文してくれる。
…しばらくすると、懐かしい…
そう鮮やかな色の飲み物が入ったグラスを置いてくれた。
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