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飲んで良いのかヘレン女史をチラリと見ると、微笑んで小さく頷いてくれる。
恐る恐る一口飲んでみると…
美味しい♪
二口、三口と甘酸っぱい香りと味が口いっぱいに広がって嬉しい気持ちになり、ヒカルの顔が満面の笑顔に変わる。
『良かったわ、気に入ったようね。
クッキーも、お食べなさい。』
『ところで、最近クリスは元気にしているかしら?』
『クリス ママと知り合いですか?』
『私がまだ新米教師だった頃の教え子よ。』
クリス ママの学生時代の話を教えてもらったりして、会話を楽しんでいると…
『これはヘレン女史、お久しぶりですな。
相席しても宜しいか?』
ヘレン女史より少し年上の男性が、少しやつれた顔つきで話し掛けてきた。
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