ヘレン女史の想い

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何年振りだろうか? あれほどに正面から言われたのは… これまで今の地位を築き上げ、周りを省みずに邁進してきた。 ヘレン女史に言われた言葉が、なぜか頭の中を駆け巡る。 城からの帰り道、馬車の中から人々を見つめていると心の奥から沸き上がる感情が… 私は何を目指していたのだろう? 政治に携わり人々の幸せを築き上げ、そして守って行くと… 思いを秘めて、この道に進んだのではなかったのか…
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