1112人が本棚に入れています
本棚に追加
アニエスのお仕事
『ヒカル、おはよう。
今日は、私の仕事に付き合ってくれない?』
アニエス ママが気合いに満ちた声で話掛けてくる。
『どうしたの?アニエス ママ。』
普段仕事には誘わないので不思議に思う。
『デザインして貰っていた子供服が出来たのよ。
それで、ヒカルに着てもらって得意先に売りに行こうかと思ってね。』
「ヒカルが着たら絶対可愛いわよ」とウットリとした表情になるアニエス。
ここで親バカ?とは言えない要素があるので断定は出来ない。
実際ヒカルの容姿は可愛い、ご近所を含め皆のアイドル的存在である。
そしてモデルを使った売り込みは、この世界の商売では斬新なアイデアである為、アニエスの商才が伺える。
『モデルをすればいいの?』
当たり前の知識だと認識していた為に、こちらの世界では認識の無い言葉を使ってしまうヒカル。
『モデル?
それは何なの?』
当然、質問を質問で返されてしまい説明することになった。
最初のコメントを投稿しよう!