ヒカルの事情

アニエスのお仕事

「ヒカルちゃん、たぶんアニエスはあれを見せたかったのだと思うよ。」とある方向を指差す。

その先には…

「新作アクセサリー発表、期待のデザイナー登場！」とヒカルがデザインしたアクセサリーが、部屋の一画を占領していた。

『あれ、ヒカルちゃんのデザインでしょう。

アニエスが、べた褒めしていたからね。』

私もその意見には賛成だけどねって付け足しで言ってくれる。

アニエス ママの方を見ると、顔が凄い真っ赤になっている。

『ひっ…ヒカルのデザインが良いから、こっ…これぐらい当然よ。』

フェリスお姉ちゃんを見ると、普通はこのスペースはないないって否定している。