月の遺跡

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「……カル… 起きるのじゃ、ヒカル。」 なに?頭が凄い勢いで揺らされ、頬もペシペシと叩かれている… うぅ~そんなに頭を揺らさないで、気持ち悪くなってきた。 『まだ眠いよ…』 次の日が楽しみで目が冴え、遅くまで寝れなかったヒカル。 『ほれ、今日は遠出じゃと楽しみにしておったのではないのか。』 しかし布団の中に潜り込み、猫のように丸くなるヒカル。 「仕方がないのう。」と言いつつ、いたずらを思い付いたフレア。 窓の外に向かって、不思議な音色の口笛を吹く。 すると窓から可愛い猫が、一匹…
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