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うん、フレアお姉ちゃんの言う通りに楽しみにしておこう。
考えたら負けのような気がする、まずは出発、出発っ。
しかし、風馬に乗ろうにも背が届かず一人では乗れないので手伝ってもらうことに…
最近メキメキと身体能力が上がっているから、ジャンプしてなら乗れると思うけど風馬が可哀想だから大人しく抱っこで…
背中に乗ると目線が凄く高くなって、何だか新鮮な感じがする。
風馬に抱きついてみると、毛並みが柔らかくて気持ちいい。
「今日はお願いね♪」そう言いながら撫でると僕を見て、まるで任せなさいと言っているように、軽くお辞儀をしてくれる。
瞳を見ると、いつまでも見詰めていたくなる、とても優しそうな印象を受けた。
『おっ、ヒカル気に入られたようだな。
そいつは気難しく、あまり乗り手がいないんだ。
正直、ここまで連れてくるのが大変だった。』
『えっ、じゃどうやって行くつもりだったの?』
そんな状態では、遠出は無理だよね?
『あぁ、フレアがいるから大丈夫かと思ってな。
様々な生き物との意識疎通の方法を知ってるから、任せようかと考えていた。』
アレン パパって、意外とフレアお姉ちゃんのことを信頼してるんだと、ちょっと驚き。
今の話を聞いていたフレアお姉ちゃん、
「頼れ頼れ~、アレン坊やの面倒ぐらいは、儂がしっかりみてやるのじゃ。」と高笑いしながら言っているけど、何だか嬉しそうに見えるのは気のせいかな?
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