月の遺跡

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味見で一個だけ食べさせ、残りは休息の時にね♪ 門の兵士のお兄さんにも、 「いいな、坊主。 風馬になんて普通乗れんぞ、乗り心地を帰りにでも教えてくれな。」と興味津々で言われました。 『そろそろ風馬の本領発揮で行くぞ。 振り落とされないようにな、ヒカル。』 アレン パパの言葉と同時に走り出し、振動と顔に当たる風の強さが徐々に高まってくる。 正直、風と振動で長い時間乗ってたら気持ち悪くなりそう… 大丈夫かな?と思ってたら、風馬の連続した鳴き声と共に、急に風が当たらなくなる。 しかも振動が先程より少なくなった気がするよ。 風馬をよく見ると角が緑色に淡く光り、何だか薄い膜のようなものが展開されている。 しかも30センチほど浮いて空中を疾走していました… 今では過ぎ去っていく景色も、まるで高速道路を走る車並みです。
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