1112人が本棚に入れています
本棚に追加
心地よい振動と、アレン パパに寄りかかっている背中が暖かくて、睡魔が襲ってくる。
眠らない様に頑張っていたけど、うつらうつらと一瞬首がガクッンとなり、はっ!と目が覚める。
『ヒカル、そろそろ休憩するか?』
頭を撫でながら、アレン パパが聞いてくる。
『ちょっと眠っちゃった…
うん、休憩したい。』
『フレア、近くで良さそうな場所あったか?』
僕の前で、ご機嫌でお気に入りの歌をハミングしていたフレアお姉ちゃん。
『ん?あぁ、この辺りならもう少し行けば村があるのじゃ。
迂回路も無いから、通り過ぎる時にスピードを落とさないと危ない、丁度いいと思うがのう。』
確かに、今までもスレ違った人達に驚かれていたね…
スピードは、そのたび落としてたみたいだけど。
『その村で休憩するか。』
そんな事を話している間にもう村が見えて来たので、風馬にスピードを落としてもらい近付いて行く。
警備の兵士の方に挨拶して、村へと入って行きました。
最初のコメントを投稿しよう!