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そんな考え事をしながらも、時おり移り変わって行く風景を楽しんでいると…
徐々に周りの風景の中に人の痕跡が少なくなり、自然の雄大な営みが目の前に広がってくる。
遥か彼方まで続くとも思われる深緑の木々、空を彩る様々な種類の鳥達、時より姿を見せてくれる可愛らしい小動物♪
普段は決して観ることの出来ない風景に、目を奪われていると…
ヒカル達の進むべき先を示していた道も、その姿を心許ないものに変え始め、目的地である月の遺跡が徐々に見え始める。
『うぁ凄い…』
ヒカルの口から感嘆の声が漏れる。
月の遺跡は植物の進行になんとか耐え抜き、その神秘的な姿を保っていた。
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