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此所はもう自然の中、周りを警戒しながら風馬から降りるヒカル達一行。
『フレア、ヒカル、近くにどんな生物が潜んでいるか分からない。
十分に注意するんだぞ。』
周りの些細な変化をも見逃さないように、アレン パパの雰囲気がいつもの優しさを抑えて鋭さが増していく。
周りを観察してみると、以前に調査に来た人達のだろうか?
煮炊きをする為の釜戸などが、放置された状態で残っているだけ。
見る限りこの遺跡は、まるで時間が切り離された空間と言う言葉が、正に当てはまる様に思える。
警戒心を緩めない様に遺跡奥に進んで行くと、正面入口らしき扉とその左右に配置された神獣か、守り神だろうか?
見たことのない生物の石像が、ヒカル達を見下ろしている。
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