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あの日を境に、ヒカル達の絆は日に日に強まり。
騒がしくも満ち足りた生活を続けていた。
外に出たがる様になったヒカルに喜び半分、寂しさ半分…
心配な4人は話し合った結果、比較的に時間がある(いわゆるニート状態の)フレアにヒカルへの同行を任せることになった。
しかしそこはイタズラ大好き、好奇心旺盛なフレア。
ヒカルと一緒に…
いや、寧ろ率先して遊びに引っ張り回した。
結果ヒカルは、誰が見ても元気な男の子と印象をもたれるぐらいに健康的に成長していた。
そんな日々の中、最近フレアのことを、お姉ちゃんと呼ぶようになったヒカル。
『フレアお姉ちゃん、今日はどこに行くの?』
フレアを肩に乗せながら、行き先を聞いてみる。
遊びの中でも博識な彼女は、その様々な知識をヒカルに教えていく。
実に優秀な教師役である。
…ただ余計な知識も与えているが…
『今日は、ある植物の実を使って遊ぶのじゃ。
採りに出掛けるぞ。』
…この後イタズラ心を発揮したフレアと巻き込まれたヒカルは、一騒動を巻き起こすのだが、それはまたの機会に。
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