幼きルイの思い出

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貴族の方は、女性が騎士になりたいなんて言ったら自分達を馬鹿にするのかと怒り、最悪ならその場で切り捨てられても文句は言えない。 当然そうなれば、父上にも迷惑を掛けてしまう。 っ!怒られると、目を瞑って身構える。 『そうか、じゃ私が剣を教えて上げよう。』 えっ?、聞き間違いかな? 『本当ですか?』 思わず聞き直してしまう。 だって、普通はあり得ない… 「本当だよ、それとも私に教えて貰うのは嫌かい?」と聞き返される。 …嬉しい とっても嬉しい、自然と涙が出てくる。 私の夢を馬鹿にしないで、力を貸してくれるって!
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