幼きルイの思い出

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訓練の気分転換にと、アレン様と商店街を歩いていると… 『こんにちは、アレン様。 いつもご贔屓にして頂いています。』 一人の女性が声を掛けてきた。 『おぉアニエスさんか、此方こそ我が儘を聞いてもらってありがとう。』 どうも、屋敷に出入りしている商人らしい。 『あれ~、アレン様がロリコンだなんて知りませんでしたよ。 だから、私のお誘いも断ったんですね~』 私を見ながら、言ってるけどロリコンって何かな? 凄く慌てた様子で否定しているけど? でも、やり取りを見ていると仲が凄く良さそう♪ 「…アニエスさん、からかうなよ。 では、またな」2人とも楽しそうに笑顔で別れたようです。 このアニエスさんと、もう一人の女性が私の道を切り開くことになるとは、この時は想像も出来なかった。
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