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『2人とも揃っているな?
そして君がリズちゃんかな?宜しくな。』
アレン様がやって来た。
リズちゃん何て気軽に呼ばないでと、そっぽを向くリズさん。
アレン様も苦笑いしてる。
『教官~、先ずは手合わせして欲しいんですけど?』
リズさんが剣を構えて挑発している。
本当に嫌いなんだね…
早速始まった!リズさんは、私が以前に重いからと言われた剣を軽々と扱っている。
凄い!父上より少しだけ遅い位の剣速なんて、私とは才能がまるで違う。
でもアレン様も流石で、その打ち込みを難なく受け止めている。
あれ?リズさんが楽しそう?
最初は、憎しみと怒りを乗せている様に打ち込んでいたのに、今は手合わせするのが楽しくて楽しくて仕方がないって様子。
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