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『アレン殿、最近何やら女・子供と剣術の真似事をしているそうではないですか。
我らが団長様は、お遊びが過ぎる様ですな?』
王宮騎士団の定例会で、貴族の一人が馬鹿にしたように嫌みを言ってくる。
それに同調するかの様に数人が、
「我ら騎士の名誉を傷付ける気ですかのう?」
「これだから新参者は…」
「そんなにお好きなら、辞めて教官でもされたら如何です。」
はぁぁー、何時もいつもコイツらは…
『現在の懸案の打開策になるのではないかと思い、検討している段階です。
詳細は形になってから、議題に挙げさせて頂く。』
その後もネチネチと攻撃をされたが、何とか終了した。
早く計画を進めないとな。
ある人物に会いに、早速動きだすアレン。
……
『クリスお嬢様、王宮騎士のアレン様がお越しです。』
メイドが、珍しい人物の訪問を告げてくる。
前回に頂いた、手紙の内容かな?
実現出来れば、様々な効果を期待出来るけど…
行く道のりは困難だらけの蕀道ですね。
でも必ず実現させてみます、と苦笑をしながら立ち上がる。
この国を正しく導く為にも、私も頑張らなければ!
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