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領地で起きる様々な問題を、魔法と知識を使い解決していく。
私の手に終えない内容は、他の魔法使いに協力をお願いして一緒に解決する…
魔法使いの間で、私の名前を知らない者がいなくなる頃には、数年が瞬く間に過ぎていた。
その間に妹は結婚をして、可愛い男の子を出産し幸せな生活を営んでいる。
約束通りにロラン様は、私の目にも分かるぐらいに大事にして下さっている。
最近会った時に、こんなことをリリーナに言われた。
『私、知っているんです…
お姉様があの時の事を気になさって、今の様な生活をなさっているのを…
私は今とても幸せです。
だから自分の幸せも考えて下さいね。』
私の幸せか…
リリーナには、逆に心配を掛けてしまっているようね。
そんな時、新たな出会いが私の人生を左右する。
「先ずは突然の非礼をお許し下さい。
私は王宮騎士団長をしている、アレンと申します。
ご自身が高名な魔法使いであられ、幅広い人脈を持たれている貴女にお願いが有ります。」
そんな出だしで始まる、一通の手紙が届いた。
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