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『ごめんなさい、クリス様。
数日前に知り合った、小人族のフレアさんです。』
話しを聞くと、旅の途中にこの街に寄ったそうで…
いろいろあり、滞在中に一緒に行動する事になったと苦笑しながら話してくれました。
あぁそれで、バルト殿の話しには出てこなかったのね。
◇◇◇◇
あれから、数日の間に計画を練り目標達成に向けて動き始めていた。
当初、魔法使い達の協力を得るのは大変な仕事になるだろうと思っていたが…
意外にも協力的な人が多いのには、嬉しい誤算だった。
「クリス嬢と活動をする様になって、人々に感謝されるようになった。
人付き合いは苦手だったが、今は楽しくやっている。」
と、そんな話を聞くことも出来た。
…しかし中には、
「そんな事には興味は無いな…
上手くいくわけが無い、他を当たれ…」
と、否定的な人物もいたが…
そんな時に大活躍だったのが…
『はぁ~なんとも器が小さい男よのう。
その能力があるなら、俺に任せとけってぐらい言えるじゃろうに…
残念じゃ、残念じゃ、実に残念じゃ。
儂の眼力も落ちたものだのう。』
お騒がせ人物フレアだった。
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