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その後は反省も含め、お互いの事を話ながら、家路に着くのだった。
クリスは終始、何かを考えている様子で…。
◇◇◇◇◇
数日後、リリーナを含めた家族全員が集まった時に、ある話を切り出したクリス。
『お父様、私は家を出て下町で暮らしてみます。』
アニエスとの話からずっと考えていたこと…
『それは了承出来んな、皆の意見はどうだ?』
お父様の言葉に皆考え、沈黙が場を占める。
『…私は応援します。
だって今のお姉様は、ここ数年で一番の素敵なお顔をされてますもの。』
リリーナは以前の姉が戻って来たように感じて、嬉しく朗らかな笑顔を自然と見せていた。
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