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『アレン…馬鹿たれ。
温かい飲み物を用意したから、さっさと下にヒカルを連れて一緒に来るのじゃ。』
2人だけと思っていた部屋で、突然声を掛けられて一瞬ビクッとした後に振り向くと、フレアが手招きして立っていた。
………
「ふぅーふぅー」カップを両手で包む様に持って、冷たくなった手も同時に暖める様に用意してくれていたスープを、ちびちびと飲むヒカル。
飲みながらアレン パパを見ると、フレアお姉ちゃんが
「ヒカルの心配は当然だが、いくら無駄に体力があるお前でも風邪など病気には勝てんのじゃ。
自分の事も少しは考えろ、馬鹿アレン。」と、お説教されていました。
でも何だかアレン パパの、ちょっと嬉しそうな表情は僕の気のせいなのかな?
そう思っていると、
「そうよ、少しは気にしなさいよ。」と、クリス ママとアニエス ママまで部屋に入って来て、いい機会だからと話し始めてしまいました。
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