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『捕まえてみい、馬鹿アレン。
どうした、どうしたのじゃ。』
『年寄りだから、体が固いのではないかのう?
毎日のストレッチをお薦めするのじゃ。』
「ワハハハー」と背中をシャカシャカと這いずり逃げ回りながら、悪態をつく…
『言わせとけば、フレア!』
「頑張って、アレン~」
「変な踊りみたいになってるぞ」と外野はチャチャをいれる。
格闘すること30分…
…結局連れていく羽目になった。
地に臥せったアレンの背中では、勝ち誇って踊りだすフレア。
『ワシを甘く見ると、痛い目にあうのじゃ。
分かったであろうの~アレン。』
意気揚々と勝利宣言。
しかし背中を這いずり回っていたフレアは、あのシャカシャカ動く黒い悪魔にしか見えなかったという……
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