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王宮に近づくにつれ、テンションが上がるヒカルとフレア。
対照的に、疲れきった表情のアレン。
『フレア、くれぐれも揉め事だけは控えてくれよ…』
ここで、
「止めてくれよ。」ではなく、
「控えて」と言う辺り…
今日だけでなく、いつも苦労させられているのがうかがえる。
ヒカルも心の中で、
「御愁傷様…アレン パパ」と同情的だった。
『アレン パパ、王宮には僕と同じぐらいの子供はいるの?
大人ばっかりかな…』
『ヒカルぐらいの子供か…
2人だけかな。
会うことは無いと思うから、大人だけと思った方がいいだろう。』
『心配か?』
アレンは、連れて来るのは早計だったかなと少し気に掛ける。
『アレン パパとフレアお姉ちゃんもいるから、大丈夫。』
「無理はするなよ」と言い、王宮の城門が見えてくる。
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