新たなる誕生日

3/5
1112人が本棚に入れています
本棚に追加
/216ページ
『その異世界は、魔法や多種多様な種族・魔物、そして精霊が存在するのよ。 魔法の源は精霊であり、精霊に力を与えてるのが生命の持つ魂から放たれる力なの。』 そこで言葉が途切れる。 少し頭の中を整理する時間をくれたようだ。 魂から放たれる力、それが俺が選ばれた理由の特性なのか…? 『その力にも種類があり、だから精霊によっては受けとることが出来ない場合があるのよ。』 『そして、ある精霊に力を与えることが出来る存在がいなくなって、数百年がたったの。』 ある精霊とは、なんなのだろう? 『数百年…何か影響がでるのですか?』 『その精霊は、光の精霊よ。 他には、火・水・風・土の精霊がいて問題は、その精霊が司る魔法が使えなくなる。 そして、その魔法を使用した封印結界などの効力が弱まって、限界を越えれば壊れてしまう…』 『もしかして、その精霊に力を与えられるのが、俺なのか?』 『そうよ、だからお願いを引き受けてくれるかしら?』
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!