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『その異世界は、魔法や多種多様な種族・魔物、そして精霊が存在するのよ。
魔法の源は精霊であり、精霊に力を与えてるのが生命の持つ魂から放たれる力なの。』
そこで言葉が途切れる。
少し頭の中を整理する時間をくれたようだ。
魂から放たれる力、それが俺が選ばれた理由の特性なのか…?
『その力にも種類があり、だから精霊によっては受けとることが出来ない場合があるのよ。』
『そして、ある精霊に力を与えることが出来る存在がいなくなって、数百年がたったの。』
ある精霊とは、なんなのだろう?
『数百年…何か影響がでるのですか?』
『その精霊は、光の精霊よ。
他には、火・水・風・土の精霊がいて問題は、その精霊が司る魔法が使えなくなる。
そして、その魔法を使用した封印結界などの効力が弱まって、限界を越えれば壊れてしまう…』
『もしかして、その精霊に力を与えられるのが、俺なのか?』
『そうよ、だからお願いを引き受けてくれるかしら?』
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