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リズを隣にして、ヒカルはその訓練を真剣に見詰める。
しかし、隣の方が……
「アレン様~素敵です。」
「キャー、頑張ってー」
「私のドキドキは最高潮です。」
…その真剣さをぶち壊すのです。
「はい」怒ってもいいでしょうか?
こめかみ辺りをピクピクさせていると…
『お姉様~
やっぱりリズですよ~』
ヒカルぐらいの年齢で、着飾った女の子がリズに抱き付いてきた。
『駄目ですよ、走ったりしたら。
体が弱いのですから。』
その女の子をたしなめるように、少し上の少女が護衛らしき女性騎士を連れてやって来た。
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