剣術指南とお姫様

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『シャルロット姫!? それに、レティシア姫どうされたのですか?』 リズは姫付きの護衛騎士で、突然の2人の来訪にびっくりしている。 『リズこそ、今日は非番ではなかった? なぜ王宮に居るのかしら?』 こちらのセリフとばかりにリズに問い掛けるレティシア。 「えっと… あの…」とアレンの方へ、キョロキョロと視線を移して歯切れの悪いリズ。 「なるほど。」と得心を得たとばかりに、リズに笑顔を向けるレティシア。 『リズ、アレン殿が目当てかしらね? 頑張ってね、応援するわ。』 流石は幼くても女の勘、的中です。 少し苦笑いのリズ。 『姫様、訓練所に来られるとは如何なされました!?』 姫の来訪に気付いたアレンが近寄って来る。 『シャルロットが、リズの声が聞こえると言ってね。 捜しに来たのよ、アレン殿。』 「そうでしたか。」とリズと戯れるシャルロット姫を見詰める。
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