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『ところでアレン殿。
そちらの男の子はどなたかしら?』
王宮には基本的に、子供は自分達だけで接点が無いはず。
シャルロットと同じ歳かしら?
『私の息子で、ヒカルと言います。
ヒカル、姫にご挨拶を』
『初めまして、レティシア姫。
宜しくお願いします。』
『レティシアよ、こちらこそ宜しくね。
シャルロット、ヒカルくんに挨拶なさい。』
人見知りのシャルロットが興味を持ったようで、ヒカルとのやり取りを見ていた。
なので話すきっかけをと、妹思いのレティシア。
『は、初めまして…、シャルロットで…す。
…宜しく…ね、ヒカルくん。』
やはり恥ずかしいのか、レティシアの後ろに少し隠れて挨拶するシャルロット。
『初めまして、ヒカルです。
シャルロット姫、こちらこそ宜しくお願いします。』
怖がらせないように、微笑んで挨拶する。
一度顔を真っ赤にしてうつむいたが、少しは効果が有ったのか、徐々に話をしはじめる。
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