クリスの驚き

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クリスの驚き

…… 一日一日がとても短く感じる、以前の生活は逆に物凄く長く感じたのに… 今日はクリス ママに本を借りて読もうと部屋までやって来た。 『クリス ママ、おはよう。 ご本読ませてー』 『おはよう♪ヒカル。 ヒカルにはまだ難しくて、読めないと思うわよ?』 作業を途中で止めて、 「何か読めそうなの有ったかしら?」と探してくれる。 普段は寝る前に、物語の本を読んでくれたりしているだけだから、まだ僕が難しい文字や文章を理解出来ないと思っている。 『クリス ママ、僕ほとんどの文字読めるよ?。 だから好きなの選ばせてほしい。 駄目?』 一瞬「ふゃぁ」と聞こるみたいに顔がでれっとくずれる。 もともと優しい顔立ちだから、そうなると凄く可愛らしい。 今の表情を見たら、世の中の大抵の男性は何でもしてあげたくなりそう。 家族目線だけど、家のパパ、ママは美形だけどそれ以上に可愛らしいと思う。 そんなことを思っていると… 『でもここに有る本は、それぞれの専門家でも難しく感じる本ばかりよ。』 「難しいわよ~」と言いながらも一冊手渡してくれた。 「ありがとう。」と受け取り読み始める。
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