クリスの驚き

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興奮状態のクリス ママを落ち着かせてから、説明する。 言語は見ただけで理解出来る事、同じく物の本質もそこへ至る道筋が示されているのなら大抵は理解出来る事を話す。 まだ半信半疑の様子、 「それじゃ」と他国の文字で書かれた本や古代文字の古書を持ち出して手渡される。 示された部分を訳すと驚きながらも納得してくれた。 『ここに有る本は好きに読んで構わないわ。 分からない内容が有れば教えてあげるから。 それと、ヒカルに頼みたい事があるの…』 複雑な…そして深刻な表情で、僕の目を真っ直ぐに見詰めて話掛けてくる。 『先程手渡した古代文字の本だけど、あれは一部しか翻訳されていないの。 重要な物だけど長い間読めなくて、その価値も下がってしまい私でも手にすることが出来ているのよ。 お願いは、これを翻訳してその内容は私以外には秘密にして欲しい。 出来るかな?ヒカル?』
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