秘密の友達

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ヒカルは道端に咲く花や、街路樹に止まり綺麗な歌声を披露する小鳥達を眺めながら、露店が並ぶ通りに入って行く。 人々の笑い声や客誘う呼び声、活気ある生活がそこにはある。 この世界に来て、愛する家族が出来た事は何よりも嬉しかったが、 それとは別に、人々の生命力溢れる生活を肌に感じるのが何故か嬉しく。 強烈にヒカルの心に活力を与えて、幸せを感じさせていた。 やがて公園に入り、家族連れや近所の子供達が元気いっぱいに走り回るのを横目に、例の場所に近付くヒカル。 すると… 獲物を狙うが如く追尾中のフレアが突然立ち止まる。 「???」 「ヒカルはどこに行った??」突然自分の視界から、霞のごとく消えた事に困惑していた。
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