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「そう、監視して使おうとした者には罰を与える事にしたのよ。」
『そんな…無理に』
「それはね、人の住む大陸丸ごと包む巨大な魔方陣を使ってね。
暴走させた力は全てその本人に対して牙を剥くように。」
ヒカルの言葉に被せる様に、あり得ない事を言うイリス。
『そんな…巨大なの
可能なの…本当に??』
「出来たのよ♪
まあ私達、五精霊の化身全員でも数年掛かったけどね。」
凄いでしょうとばかりに、小さい体を仰け反らせる。
確かに凄い、その力任せの大技を考えるところと実行力が…
ちょっと呆れてしまうけど…
でも人々の未来を護ってくれたこの行為は、素晴らしいことだよね。
『ありがとう、イリス。
世界を護ってくれて、そうじゃなかったら皆に出会えなかった。』
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