護るべき時

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「仲良しねヒカルちゃん達、私もアレン様と… 頑張らなきゃ! さて、じゃあさっそく教えてねヒカルちゃん。」また暴走するのかと思っていたが、ちゃんとお仕事をするようだ。 ここに来てからの出来事を説明する。 説明している間に、先程逃げた男を追い掛けていた騎士が、肩を落として戻ってきた。 「すいません、取り逃がしました…」あともう少しだったのにと、ギリギリで逃げられたのが逆に悔しいらしい。 『ルイとりあえず逃げた男は指名手配を、そいつは白騎士団の詰所に連行して締め上げて。』 『ハッ!リズ様はどうされますか?』 『ヒカルちゃん達を家に連れて帰ってから、もともとの仕事をするわ。』 そう言えば僕に用事なのかな? 『リズお姉さん、僕に何か用事?』 『姫様の用事よ。 詳しくはあとで説明するからね。 先ずはここから離れましょう。』 2人の騎士と別れて帰路につく、別れ際に 「ヒカルちゃん、今度遊びに行くからね~可愛い♪」と手をブンブンと振ってくれる。
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